養蚕事業
蚕の飼育
生産方法
蚕専用の飼育室はビニールハウスで覆われ、年2回から3回に渡り、蚕を飼育、繭玉を生産しています。
蚕の食事は当社の高品質な桑のみ
当社桑園で栽培している高品質な桑を食べさせ幼虫を育てます。蚕は逃げることがないので、平地でも柵がなくても飼育することが可能です。
しっかりと大きな桑を日々食す
卵から孵化した幼虫は桑を食べ続けて栄養物を摂取し,生活のために消費するほか、栄養分を体内に蓄積しつつ,大きさや重さを著しく増加させます。 蚕は、チョウと同じように約1ヶ月半の短い一生の間に、卵→幼虫→サナギ→成虫と、姿を変えます。これを、完全変態といいます。 チョウとの違いは、繭玉をつくりその中でサナギになることです。
蚕の糸はたった0.02mmほど、繊細な細さ
蚕が4回の脱皮を繰り返し、5齢になったら、繭作りのお部屋の準備をします。蚕が安心して繭を作る場所をマブシ(蔟)へ移していきます。蚕は1頭ずつの個室式で安心して繭を出し繭玉を作ります。その後繭の中で脱皮をしてサナギになります。
真っ白な繭玉と栄養たっぷりのサナギの完成
繭をそのままにしておくと蚕が、羽化をしてせっかくのキレイな繭玉に穴をあけてしまいます。そのため羽化をする前に、繭を乾燥させる処理を行い、繭玉を完成させていきます。
また蛹は冬虫夏草の企業様にも使用され、蚕のサナギに寄生し、その栄養分を採取して育つキノコが冬虫夏草であり、当社の蚕のサナギからも生産されています。アミノ酸などの栄養素が含まれ、中国では、数千年前から不老長寿や滋養強壮の目的で珍重されてきました。
繭玉は絹糸・シルク製品へ
絹の独特のしなやかな手触りと光沢の美しさから特別な高級品とされ、権力者への献上品に使われていました。養蚕は中国で紀元前15世紀頃に始まり、その後ヨーロッパへと広がりました。日本においては1~2世紀に伝わったと言われています。
更木ふるさと興社の繭玉
1本の糸で作られた繊細な繭玉は、繊維の強さと柔軟性に優れ、肌に対する刺激が少なく、快適な使用感を実感いただけます。 当社の良質な桑を食べて育った蚕が作る純国産の繭玉。繭(シルク)の繊維は摩擦が少なく、肌への負担を軽減してくれる肌にとても優しい天然素材です。
これからの蚕
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